
今調査は2009年10月16日から19日にかけて、携帯電話のインターネット経由でネットエイジアによって行われたもので、有効回答数は1000。調査対象を小学生の子供を持つ保護者で、年齢を35歳-45歳の男女に限定しており、男女比は1対1。年齢階層比は35-39歳・40-45歳で均等割り当て。
調査母体の子供(小学生)がはまっているアニメについて、複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答が寄せられた作品は「ポケットモンスターシリーズ」だった。半数以上の子供が熱中しているという回答が得られている。

あなたの子供(小学生)がはまっているアニメは?(複数回答)(上位15位)
次いで多くの同意を得たのは「ドラえもん」。こちらは同調査別項目で【夢や人生に影響を与えたアニメやマンガ、中堅層がトップに挙げたものは!?】にもあるように、保護者の立ち位置で「1970年代放送開始アニメ/マンガで夢や人生に影響を与えたもの」のトップ3にも入っており、親子二世代に渡り大きな人気を集め・影響を与えていることが改めて確認できる
また冒頭でも触れたが、上位陣は何度となく映画化され、さまざまなメディアへの展開が行われている。マルチメディア展開が先か、人気が出たのが先かが「ニワトリと卵」論争になる感もあるが、ともあれ「人気アニメ」=「映画化、多メディア化」という図式に間違いは無いようだ。
これを男女別に見ると、男の子・女の子の好き嫌いがはっきりと分かれていて興味深い。

あなたの子供(小学生)がはまっているアニメは?(複数回答)(上位15位)(男女別)
「ポケモン」「ドラえもん」「ドラゴンボール」「ナルト」が男の子、「プリキュア」「ポニョ」などが女の子に好かれているのはある程度想像できる。しかし、「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」が女の子に好かれ、「クレヨンしんちゃん」が男女共にはまっているというのは、意外といえば意外。また、ジブリ作品は概して女の子の人気が高いのも確認できる。
多メディア化という観点では「映画」について触れたが、毎週更新している「ゲームランキング」でも上位タイトルに、何度となく「はまっているアニメ」を原作としたゲーム達を見つけることが出来る。特に最近は『ポケットモンスター ハートゴールド』『/ソウルシルバー』がよく登場していることから、覚えている人も多いことだろう。
大人たちは、上位にランキングされているアニメが子供達の興味関心を引いていることを考えた上で、色々と考えると良いかもしれない。