メディアクリエイトが発表した2009年11月9日-11月15日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、セガの人気サッカーゲーム「つくろう」シリーズの最新作『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 6 Pride of J』だった。プレイヤー自身がサッカークラブを運営して世界の頂点を目指すという内容のゲームだが、オリジナルのクラブだけではなく既存のJリーグ36クラブから好きなものを選んで遊べるのがポイント。どのクラブを選んでもホームタウンやクラブ名、ユニフォームなどは自由に設定できるため、言葉通り「夢の」クラブ運営が可能となる。携帯版にしては出来ることが多いと好評だが、その分内容がハードなため「サクサクプレイ」を期待していると少々面食らうかもしれない。




第二位にはお馴染みの『ポケットモンスター ハートゴールド』『/ソウルシルバー』が。先週から変わらない順位。販売本数は先週よりやや落ちたものの、勢いそのものに変化は無し。先日記事にした【「ドラえもん」親子二代で大人気・子供のトップは「ポケットモンスター」】にもあるように、番組そのものが子供の人気ナンバーワンアニメなのだから、当然なのかもしれない。

第三位には新作の『ドラゴンボール レイジングブラスト(PS3)』が。名前から想像がつくように、「ドラゴンボール」をモチーフにした3次元アクションゲーム。キャラクタはサイヤ人編から魔人ブウ編までを網羅し、変身形態も合わせて70キャラクタ以上が登場。ステージ上のさまざまなアイテムを利用することで、特殊な戦術(地形効果)を楽しむことが出来る。毎秒60フレームの美しさをうたっているだけあり、ビジュアルのキレイさに対する評価はもちろんだが、ストーリーが結構練り込んであるなど、他の点でも好印象を持つ人が多い。次週以降でどのように評価が変化する、あるいは固定するのかが気になるところ。

第四位には安定感のある売れ行きを見せている『トモダチコレクション』がランクイン。ゲームらしくないエンタメソフトとして、ここまで長きに渡り上位に居続けるのは結構稀有な例(『Wiiフィット プラス』のような実用派ソフトは別として)。新しいジャンルを開拓しつつあるのかもしれない。

今週は上位4本注中新作2本、既存作2本というバランスのとれた結果となった。ただし単週での販売本数そのものはやや低下する傾向にある。12月の「ラッシュ」に向けて、購買層が消費を控えているのかもしれない。定番タイトルが多数上位につく週が続いているのもそのせいだろう。