メディアクリエイトが発表した2010年2月8日-2月14日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、先週に続きPSPの話題作『GOD EATER(ゴッドイーター)』だった。マルチプレイに重点を置いたアクションゲームで、敵のモンスターを捕食することでその能力を自分に取り込めるのが特徴。4人までの協力プレーでソロプレイとは違ったプレイ感を楽しめ、追加ダウンロードによるシナリオなども準備されているのがツボ。いわゆる『ディアプロ』『モンスターハンター』系のゲームだが、この系統のゲームを地道にプレイし続けられるタイプの人からは高い評価を受けている。




第二位は先週に続き「前がつかえてます」状態『ドラゴンクエストVI 幻の大地』。今週は単週8万本近くのセールスだが、通常ならばトップに位置してもおかしくない数字。この成績を累計100万本超えてからも果たしているのだから、たとえ評価で「良い」「悪い」が入り乱れていても世間からは「一定の高評価を受けている」と認識して良いのだろう。ただしオリジナルの作品をプレイした経験のある「往年のゲームプレイヤー」は、他の人の感想に目を通した上で手に取った方がよいかもしれない。

第三位は新作陣におされてやや順位を下げた先週から転じ、一つ順位を上げる偉業を成し遂げた『ニュー・スーパーマリオブラザーズWii』。すでに累計販売本数300万本に達し、今週だけでも5万本超え。いったいどこまで伸びるのだろうか。直近の【第34半期決算短信(PDF)】によれば、日本国内のWii販売台数は972万台。約3台に1台は「ニュー・スーパーマリオブラザーズWii」をソフトラインアップに揃えていることになる。

第四位は新作の『テニスの王子様 もっと学園祭の王子様 -More Sweet Edition-』。テニスがメインとは思えない、そしてテニスの描写そのものも異種格闘技の如しな原作を元にした恋愛ゲーム。2005年に発売されたプレイステーション2版からの移植で、フルボイス対応、攻略キャラクタの追加など、ファン向けのパワーアップが施されている。初週感想としてはそれなりの好評価のようだが、機能的な部分でのネガティブな意見が気になる。ファンディスクと思えば許容範囲?

今回計測週は新作1本のみで、継続作が大挙するランキングとなった(第5位は『トモダチコレクション』)。『GOD EATER(ゴッドイーター)』が予想を超えた堅調さでトップを維持したのが少々驚き。このままいけばハーフミリオン(50万本)達成も夢ではないだろう。