メディアクリエイトが発表した2010年5月31日-6月6日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、先週に続き任天堂の人気アクションゲームシリーズ『スーパーマリオ』の3D版『スーパーマリオギャラクシー』の続編『スーパーマリオギャラクシー2』だった。クッパにさらわれたピーチ姫を助けるため、平原・鉱山・雪山などバリエーションに富んだ銀河をマリオが冒険していく。今作ではヨッシーも仲間サイドで登場し、彼にマリオがまたがると敵を食べたり食べ物を吐きだして攻撃したり、ふんばりジャンプなどのプレイスタイルを楽しめる。Wiiリモコンが2つあれば、二人目はアシストチコとしてメインプレイヤーの手助けも可能。「3Dから」ゲームをスタートさせて少しずつ「3Dに慣れさせる」、任天堂製ゲームならではの気配りがうれしい。3Dアクションが苦手な人はやや難儀するところがあるが、多くの人が楽しくプレイの時を過ごしている。




第二位は新作の『フェアリーテイル ポータブルギルド』。アニメ『FAIRY TAIL』をベースにしたミッションクリア型のアクションロールプレイングゲーム。アドホックモード対応なので4人までの協力プレイも可能。アクション部分がシンプルで難易度が比較的低いため、このタイプのゲームにあまり経験が無い人もお気楽に進めるキャラクターゲームというところか。原作好きな人は要チェック。

第三位は前週から順位を上げた『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』が。『ドラゴンクエスト』シリーズのモンスターたちを仲間にして、育成や配合を繰り返しつつ強いモンスターを生成していく、競走馬育成シミュレーションゲームのようなゲーム。登場モンスター300種類以上、Wi-Fiコネクションで他人との対戦、すれちがい対戦、ワイヤレス通信による対面対戦など、他人との遊び方も多種多様。一度上位圏外に出てから再び戻るあたり、「ロングセラー」の香りをただよわせている感はある。

第四位は先週から順位を一つ落としたもののまだ堅調な『サカつくDS ワールドチャレンジ2010』が。タッチペンによる試合への介入や選手周りの割り切り的なシステム変更など、DS版へのアレンジが好評を博している「サカつく」のDS版シリーズにおける最新版。前作から改良点・追加点などが多く、前作プレイヤーからは絶賛に近い高評価を受けている。発売二週目となったが総じて評価は高く、特に前作をプレイしたことのある人ならおススメとの意見が多い。

今週は新作がやや低迷したこともあり、定番タイトルと混在するランキングとなった。次週はWiiから話題の新作が出るほかは、ランキングトップにつきそうなビッグなタイトルは見当たらない。とはいえ、中堅どころを狙えるパワーを持つものはいくつか確認できる。今週の上位組とどこまで張りあえるか、結果が楽しみだ。