メディアクリエイトが発表した2011年8月22日-8月28日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、カプコンの『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.(PS3)』だった。今や400万本を超える売上を記録しているプレイステーションポータブル版『モンスターハンターポータブル 3rd』のプレイステーション3版。高解像度であの『モンハン』シリーズ最新作が楽しめるというのが売り。一方でアドホック・パーティー周りやデータ関連で、「プレイステーションポータブル」のユーザーのボリュームゾーン・スキルへの配慮を欠いた仕様が問題視されている。
第二位は『ブラック★ロックシューター THE GAME』。元々キャラクタのみが単独で創作されていたが、音声合成ソフト「初音ミク」などを使って創られたPVが大いに話題となり、クリエイター集団supercellの飛躍の一因にもなったもの。昨年にはアニメ化され、今回ゲーム化も果たされたもの。ゲームそのものはオーソドックスなものだが、キャラクタや世界観が好きな人にはファンアイテムとして気に入られている向きが強い。
第三位は『機動戦士ガンダム 新ギレンの野望』。『機動戦士ガンダム』の世界を戦略級レベルで描いたシミュレーションゲームで、『ギレンの野望』シリーズの最新作に該当する。これまでの「総帥(全軍のトップ)」だけでなく、パイロットや司令官レベルからでもプレイできるのがポイント。発売初週ということもあり、まだプレイ時間が不足していることもあるのだろうが、ゲームバランスなどの点で前作までとの差異を嘆く声が少なからず見受けられる。
第四位は『戦国無双3 Empires』。いわゆる「ちぎっては投げ」が出来るアクションゲームと、国取りシミュレーションの要素を足した「Empires」シリーズの最新作。日本の戦国時代を舞台に、好きな大名家の歴史を追体験しながらゲームをプレイしていく「戦史演武」がメイン(他にプレイヤーが自由に政略・戦闘を繰り広げて行く「争覇演武」は前作から継承されている)。内政部門では好きな形の城下町を創る仕組みも用意されている。新しいモード「戦史演武」にはそれなりに高評価が与えられているが、コンピュータ側のロジックが弱いことなど、いくつかの不満点も挙げられている。
今回計測週はベースとなるタイトルの知名度などもあり、『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.(PS3)』がぶっちぎりのトップについた(初週で30万本近く)。その他のタイトルも、いずれも前作や関連作品などで事前知名度の高いものばかり。しかしその一方で、はじめから課金制のアイテム利用が前提としか考えられないようなゲームバランスのものや、連動商品のプレイヤーの操作に対する「慣れ」を考慮していない(そしてしくじると致命的なダメージを被る)システムの提供など、いわゆる「配慮」に欠けた部分を持つ作品が見受けられる。それが「ビジネスモデルだから」「マーケティングリサーチの結果だから」ということなら仕方ないのかもしれないが、受け手の立場から物事を考える余裕も、「モノを売る商売」としては必要なのではないだろうか。
第二位は『ブラック★ロックシューター THE GAME』。元々キャラクタのみが単独で創作されていたが、音声合成ソフト「初音ミク」などを使って創られたPVが大いに話題となり、クリエイター集団supercellの飛躍の一因にもなったもの。昨年にはアニメ化され、今回ゲーム化も果たされたもの。ゲームそのものはオーソドックスなものだが、キャラクタや世界観が好きな人にはファンアイテムとして気に入られている向きが強い。
第三位は『機動戦士ガンダム 新ギレンの野望』。『機動戦士ガンダム』の世界を戦略級レベルで描いたシミュレーションゲームで、『ギレンの野望』シリーズの最新作に該当する。これまでの「総帥(全軍のトップ)」だけでなく、パイロットや司令官レベルからでもプレイできるのがポイント。発売初週ということもあり、まだプレイ時間が不足していることもあるのだろうが、ゲームバランスなどの点で前作までとの差異を嘆く声が少なからず見受けられる。
第四位は『戦国無双3 Empires』。いわゆる「ちぎっては投げ」が出来るアクションゲームと、国取りシミュレーションの要素を足した「Empires」シリーズの最新作。日本の戦国時代を舞台に、好きな大名家の歴史を追体験しながらゲームをプレイしていく「戦史演武」がメイン(他にプレイヤーが自由に政略・戦闘を繰り広げて行く「争覇演武」は前作から継承されている)。内政部門では好きな形の城下町を創る仕組みも用意されている。新しいモード「戦史演武」にはそれなりに高評価が与えられているが、コンピュータ側のロジックが弱いことなど、いくつかの不満点も挙げられている。
今回計測週はベースとなるタイトルの知名度などもあり、『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.(PS3)』がぶっちぎりのトップについた(初週で30万本近く)。その他のタイトルも、いずれも前作や関連作品などで事前知名度の高いものばかり。しかしその一方で、はじめから課金制のアイテム利用が前提としか考えられないようなゲームバランスのものや、連動商品のプレイヤーの操作に対する「慣れ」を考慮していない(そしてしくじると致命的なダメージを被る)システムの提供など、いわゆる「配慮」に欠けた部分を持つ作品が見受けられる。それが「ビジネスモデルだから」「マーケティングリサーチの結果だから」ということなら仕方ないのかもしれないが、受け手の立場から物事を考える余裕も、「モノを売る商売」としては必要なのではないだろうか。