メディアクリエイトが発表した2011年9月5日-9月11日の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、今回計測週のトップの座についたのは、バンダイナムコゲームスによる人気シリーズ『テイルズ オブ-』の最新作『テイルズ オブ エクシリア』だった。同シリーズ15周年記念ということもあり、キャラクタデザインにはいのまたむつみ氏と藤島康介氏がダブルキャスト、主人公もシリーズ初のダブル主人公を実現。プレイヤーは選択した主人公の視点から、物語を体験していくことになる。発売初週ということと、シリーズ初の部分(主人公が複数でそれぞれの視点から話が進んでいくこと)で戸惑いを見せるプレイヤーもいることから、反応はややバラバラ。新しい戦闘システムには高評価を挙げる人が多いため、ある程度プレー時間が進んだ上での次週以降の感想の動きを見極めたい。




第二位は『バイオハザード リバイバルセレクション(PS3)』。以前発売された2タイトル『バイオハザード4』『バイオハザード コード:ベロニカ 完全版』双方を収録し、さらにHDリマスター化(要は再編集の際に画質を高度化すること。今件では720Pに対応している)した上で、価格をお値打ちにしたもの。それぞれの元作品を所有しており、画質にこだわりを持たない人にはあまり必要性の無い作品だが(内容に変更は無いため)、画質の違いを体感したい人はチェック対象となる作品。

第三位は『RESISTANCE 3(レジスタンス 3)(PS3)』。凶悪なキメラたちに追い詰められた人類の希望のため、目的地のニューヨークまで一人で決死の戦いを繰り広げる主人公を描いたアクションガンシューティングゲーム。前作までと異なり、絶望的な世界観の中で戦う(回復周りでもシビアなシステムとなっている)プレイスタイルは、リアルな意味での「辛さ」をプレイヤーに覚えさせる。初週独特の「賛否両論」感はあるが、ホラーアクション的なところは好感触の意見が多い。

第四位は前週から順位を落としたものの、セールス的にはまだ堅調な『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』。プレイステーションポータブル版『モンスターハンターポータブル 3rd』のプレイステーション3版。高解像度で『モンハン』シリーズ最新作が楽しめるというのがセールスポイント。ビジュアルがグレードアップしたことへの高評価が増す一方、システム周り(オンライン系が特に)の評価の低さも相変わらずで、一概に総合評価を下しにくいのには難儀のしどころ。

今回計測週はトップの『テイルズ オブ エクシリア』。先行プレイヤーの言によれば、二人の主人公のうち少年サイドを先にプレーするとストーリーなどが分かりやすいとの話。ストーリーそのものの評価も二分状態で、今後の動向を見極めたい。また前回注目した『グランナイツヒストリー』は五位につけており、健闘しているようすがうかがえる。一方次週は大型タイトルの焼き直し版が登場をひかえており、どこまで伸びるのかが気になるところだ。