VRがゲームの可能性をどこまで高めてくれるのか楽しみな今日この頃。メディアクリエイト発表の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、該当週のセールスランキングの最上位には、日本ファルコムの新作「英雄伝説 閃の軌跡III」(PS4)がついた。合わせて100万本超のセールスを記録した「閃の軌跡」シリーズの最新作で、前作「II」から3年ぶりの登場となる。舞台設定や主人公以外のキャラを一新する一方、ストーリー性やコマンドバトルなどはシリーズそのまま。ただし戦闘でも戦局をプレイヤー自身が動かす「ブレイブオーダー」などが新規導入されている。初週感想は高め。ただ、ストーリーの上で中途なまま終わるのが惜しいとの意見が多い。




第2位はエレクトロニック・アーツの新作「FIFA 18」(PS4)。サッカーゲームの名シリーズ「FIFA」の最新作で、もちろん今作でもJ1リーグ全18クラブを実名でプレイ可能。欧州の主要リーグも実名で収録されている。リアルプレイヤーモーションテクノロジーと新しいアニメーションシステムの採用でプレイ感覚やビジュアルも底上げ。初週感想は高安まちまち。敵のロジックが賢いとの話がある一方、データバランスに難ありとの指摘も多い。

第3位はコーエーテクモゲームスの新作「ファイアーエムブレム無双」(Nintendo Switch)。タイトル名から分かる通り、同社のちぎっては投げな格闘ゲーム「無双」シリーズと、任天堂の有力ファンタジーSLRPG「ファイアーエムブレム」のコラボ作品。「ファイアーエムブレム」の世界観を再現し、シリーズの垣根を超えて多彩なキャラクターが登場。キャラの個性を活かした大迫力の爽快アクションが楽しめる。初週感想はおおむね堅調。ストーリーを除けば大よそ高評価。

第4位は任天堂の新作「スプラトゥーン2」(Nintendo Switch)。多人数同時参加によるプレーも可能なアクションペイントゲーム「スプラトゥーン」の続編で、シンプルなルールながらも多様な遊び方が楽しめる。今作では協力プレイの「サーモンラン」、一人でじっくりとプレイする「ヒーローモード」なども実装されている。発売から第10週に突入したが、セールスは単週で3万本近くと前週より増えるほどの堅調ぶり。累計販売本数はすでに120万本に届きそうなほどで、他のタイトルが出入りする中で、引き続き上位陣に居座る状況は、底力を覚えさせる。

今回計測週では新作が上位を占める、きらびやかな形に。高評価の作品も多く、次週以降も楽しみだ。