関東甲信など一部地域で梅雨明け宣言は出されたけれど、西日本や北海道などでは大雨が続く今日この頃。メディアクリエイト発表の【週間ソフト・ハードセルスルーランキング】によれば、該当週のセールスランキングの最上位には、前回週に続き任天堂の新作「マリオテニス エース」(Nintendo Switch)がついた。「マリオテニス」シリーズの最新作で、これまでのシリーズ作からはテニスそのもののシステムが一新されている。狙いを定めてピンポイントに球を打ち込む新ショット「ねらいうち」などの要素が加わり、駆け引きがより深いものとなっている。またジョイコンを使ってショットを直感的に打ち分けて遊ぶ「スイングモード」やミッションへの挑戦やボスとのバトルなど、ひと味違ったテニスが楽しめる一人用の「ストーリーモード」も収録されている。発売から第2週に突入したが、感想はおおむね堅調。ただし従来のマリオテニスを好む人から、様相が変わったことに対して惜しむ声も少なくない。




第2位はマイクロソフトの新作「Minecraft」(Nintendo Switch)。ブロック的な世界で探索をして色々な情景を作り上げたり、地面を掘り進めて敵と戦っていく。2017年5月に配信版として展開された「Minecraft: Nintendo Switch Edition」のアップグレード版で、「Switch Edition」を持っていた人は無料でアップグレードを受けることができる。ワールドサイズは無制限となり、XboxOne版、スマートフォン版、Windows10版とのクロスマルチプレイも可能に。マリオがマイクラの世界に登場するスーパーマリオマッシュアップも同梱されている。第2週目も感想はおおむね堅調。ただし一部プレイアビリティの問題や、バグの報告が行われている。

第3位はユーピーアイソフトの新作「ザ クルー2」(PS4)。オープンワールドで再現された北アメリカで、世界中のプレイヤーと思うがままにレースやドライブを楽しめる「ザ クルー」シリーズの最新作。レースの舞台が陸だけでなく海や空にまで広がり、飛行機やモーターボートも利用することができる。ミッションも多彩、ストーリーでは所属グループによってさまざまな物語とレーススタイルを楽しむことができる。初週感想は高安まちまち。ビジュアルはきれいで多様な乗り物でのドライブは楽しいものの、レースが今一つとの指摘が多い。

第4位は任天堂の新作「スプラトゥーン2」(Nintendo Switch)がついた。多人数同時参加によるプレーも可能なアクションペイントゲーム「スプラトゥーン」の続編で、シンプルなルールながらも多様な遊び方が楽しめる。今作では協力プレイの「サーモンラン」、一人でじっくりとプレイする「ヒーローモード」なども実装されている。発売は昨年の7月だが、いまだに上位陣に位置するあたり、底力を覚えさせる。単週で1万本強のセールスを計上する健闘ぶり。累計販売本数はすでに240万本を超えている。

今回計測週も任天堂タイトルの力強さが改めて認識できる結果に。次回週も同じような傾向が続くのだろうか。