今ゲームソフトランキングではかつてメディアクリエイト発表の「週間ソフト・ハードセルスルーランキング」をベースにしていたが、データが非公開になったため、現在ではアマゾンの【ゲームの売れ筋ランキング】を対象に、記事執筆時点の観測結果をベースにすることにしている。そのランキングによれば、トップにはカプコンの新作「BIOHAZARD VILLAGE Z Version」(PlayStation4)がついた。タイトルロゴが「VIII」とも読めるように、「バイオハザード」シリーズのナンバリング的ポジションのタイトル。前作相当の「7」の数年後に当たる物語で、主人公も「7」と同じイーサン・ウィンターズ。妻を奪われた主人公がその奪還のため謎めく村、そして城で悪夢のような戦いを繰り広げることになる。オンライン専用の対戦ゲーム「BIOHAZARD RE:VERSE」のプロダクトコードが封入されており、こちらはバイオの世界観で色々とカオスな戦いを楽しむことができる。なおCERO Z指定のため、18歳未満の人は購入できない。記事執筆時は発売前日のため、プレイヤーなどによる感想の類はまだ確認できず。



第2位はカプコンの新作「モンスターハンターライズ -Switch (【数量限定特典】「オトモガルク」と「オトモアイルー」の重ね着装備など 同梱)」(Nintendo Switch)が。カプコンの大黒柱的存在となった「モンスターハンター」シリーズの最新作で、プレイヤーは厄災が迫る地域にハンターとして挑むことになる。多彩な武器やいくつかのアクションが追加されるとの話がある。さらに今夏発売予定の「モンスターハンターストーリーズ2 -破滅の翼-」との連動要素もある。発売から7週目に突入したが、プレイヤーの感想はおおむね堅調さを継続。前回週はトップとなったが、今回週では同じカプコンの「BIOHAZARD VILLAGE Z Version」にトップを奪われる形となった。

第3位はポケモンの新作「New ポケモンスナップ(【早期購入特典】スペシャルタグ ラプラス『New ポケモンスナップ』ver. 同梱)」(Nintendo Switch)が。1999年にNINTENDO 64用ソフトとして発売された「ポケモンスナップ」がベースとなっている新作タイトルで、ルートに沿って自動で移動する「ネオワン号」の中から、野生のポケモンたちの姿を写真に収めるというカメラマンを疑似体験できるソフト。自分で撮った写真はフォト図鑑におさめることができる。スマホで写真を撮ることが当たり前となった今の時代にマッチした内容で、受けがよいのも納得できる。発売日は2021年4月30日で発売後初週となるが、プレイヤーによる感想はおおむね堅調。万人受けではないが、ソフトの方向性を分かっている人にはきわめて評価が高い。

アマゾンでのゲームの売れ筋ランキングをベースとしたため、データ取得のタイミングによっては、発売前・発売当日のタイトルが上位にくることも珍しくなくなっている。また、新作のハードや周辺機器が入ってしまうこともある。ともあれ、ランキングの性質上仕方がないことではあるが、ご了承願いたい。