ゲームランキングゲームソフトランキングではかつてメディアクリエイト発表の「週間ソフト・ハードセルスルーランキング」をベースにしていたが、データが非公開になったため、現在ではアマゾンの【ゲームの売れ筋ランキング】を対象に、記事執筆時点の観測結果をベースにすることにしている。そのランキングによれば、トップについたのは任天堂の新作「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」(Nintendo Switch)だった。

任天堂の多人数同時参加型パーティゲームシリーズ「マリオパーティー」の最新作に当たる作品で、舞台は、綺麗な海が広がる、巨大なリゾートアイランド。マリオたちが島々を巡り、スゴロクにミニゲーム、さまざまな新モードなどを楽しむことができる。スゴロクは、5つの新作ボードと2つのリメイクボードを収録。最大4人で遊べるスゴロクは、オンラインで友達と遊ぶことができるだけでなく、1人でもランダムマッチで世界中の人と楽しめる。実プレイヤーによる感想はおおむね好調。「楽しい」の言葉が多数目にとまる。一方で、オンラインプレイに関する注意(長時間かかる、切断以外の途中抜けができない)がいくつか見受けられる。

第2位はカプコンの新作「モンスターハンターワイルズ」(PlayStation 5)。ハンティングゲーム「モンスターハンター」シリーズの最新作にあたる作品で、プレイやはー未踏の土地の調査を依頼された調査員の一員として、調査を兼ねたハンティングを行う。最大の特徴はフィールド上のモンスターがすべて何らかの意思を持って行動していることで、この仕組みによってフィールドの自然環境がリアルタイムに変化していく。発売は2025年2月28日のため、現時点では実プレイヤーによる感想は確認できない。

第3位はスクウェア・エニックスの新作「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」(Nintendo Switch)。多くの伝説を生み出した、不朽の名作ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」をNintendo Switch向けにリメイクした作品。ドット絵と3DCGを融合したグラフィック表現「HD-2D」を採用したのが最大のポイント。ドット絵のキャラクターと立体的な背景を組み合わせ、視覚効果や高精細なエフェクトを加えることで、懐かしくも新しい映像表現を実現している。実プレイヤーによる感想はおおむね好評。懐かしさを覚える人が多い。一方でプレーバランスの問題や、リメイク点での苦言も見受けられる。

前回週もそうだが、今回週もまた、年末年始でギフト用としてのソフト調達としての需要が大きく、定番で難易度も高くなく、対象プレイヤーの属性が幅広く、品切れリスクが低く、そして何よりも実績のあるソフトが選ばれているようだ。

アマゾンでの家庭用ゲームの売れ筋ランキングをベースとしたため、データ取得のタイミングによっては、発売前・発売当日のタイトルが上位にくることも珍しくなくなっている。また原データでは上位陣にハードや関連品、追加コンテンツが入った場合、除外して勘案している。ランキングの性質上仕方がないことではあるが、ご了承願いたい。